暑いったらないですね。伊勢崎・前橋、37.9度。
2018年の熊谷では、41.1度を記録したと言いますから、
比べればまだまだずっと良い方ですが、
体温より高いというんですから・・・・。
マナンタグラの雪景色です。少しでも涼もうかと。
人間界の、本名、まないたぐらは、谷川の住民にとっては、父なる山。
物語の中でも、マナンタグラは、河童たちの聖なる山です。
対馬に、春祭りでこんなふうに唄ってもらいました。
冬の間は
くじけた心
切ない涙を
雪に変えて
父なるマナンタが預かってくれる
春になったら
冷たい雪を
青くきらめく
流れに変えて
父なるマナンタは返してくれる
虹の谷の河童たちが、
父なる山と慕っている「マナンタクグラ」。
河童国「虹の谷」の物語の舞台です。
実際の山は「まないたぐら」で、
「俎嵓」と書きます。
馴染みのある「谷川岳」と言う名称は、元々は、
この「まないたぐら」に与えられた名称だったそうです。
「谷川岳」が見える「谷川地区」が「谷川温泉」で、
そこを流れる川は「谷川」ってわけです。
それが、国土地理院の地図の誤記で、
「薬師岳」「谷川富士」と呼ばれていた
トマの耳とオキの耳が「谷川岳」になりました。
神社や山に祀られている神さまは
「この花の咲耶姫」なので、
どちらの谷川岳も、
富士信仰と関係が深いわけですが、
これがすごいんです !
わが国の神話では「この花の咲耶姫」は
「大山祇命」の娘ってことになっているんですが、
「大山祇命」を祀る静岡の「三島大社」から、真北に
「この花の咲耶姫」を祀る「谷川岳」があります !
そして当地の辺りでは「お十二様」として、
「大山祇命」を祀っています。
どう言うことなんだろう ?
いつか山岳信仰の、修験者さんたちに
じっくりお尋ねしたいと思っています。
虹の谷で一番の物知り「スーワ」が、
南米からやってきたハミングとおしゃべり中です。
「スーワ」は、天然パーマのいとこがモデル。
戦争から帰ってこなかった祖父とそっくりなので、
今日はこれを選んで、平和への思いを。
背景は、谷川から拝借してきた石に、友人からもらった、
トト神山の細かい水晶がひとつ混じっています。
キラキラと雪のように光って、大のお気に入り。
さてどれでしょう ?
物語の中には、トト神山の仙人が、
お土産にくれた水晶が小さすぎる、
って場面があるんです。
友人に、その話をアップする前に、
戸神山に挨拶に行こうよ、って誘ってもらって、
昔の坑道の入り口まで登ってきました。
子供の頃、少し年上のお兄さんたちは、
よく黄鉄鉱や水晶を探しに行ってたみたいですけど、
私は初めて。
水晶を拾ったら、途中の祠にひとつ供えて、
お礼を言って下りるんです !
ちょっとワクワク、童心に帰りました。
「虹の谷」は、緑色変成岩、
青みどりの綺麗な石が多くて、
これもまたとっても魅力的です。
お店に行けば、美人な石が、
そう高価でもなく沢山売ってるのに、
自分で拾った石って、
なんでこんなに可愛いんだろう ?
今日は、河童国「虹の谷」を連載している、
講談社の無料小説投稿サイト Novel Daysに
10. 会議「神々の計画ー2」をUPしました !
「虹の谷」の今後を決める河童たちに、
平標山の仙人「たいらっぴょん」が、
神々の計画を、熱く語って聞かせる場面です。
たいらっぴょんのお顔のモデルは、
まだまだお若いので、
性格は、明治生まれのおじいちゃん風。
昭和30年代生まれの沼田っ子たちまでは
利根川は大きすぎて危ないので、
支流の薄根川で水浴びをするんですけど、
監視のおじいちゃんたちが「おやつだよー」って、
上流から、トマトやきゅうりを流してくれるんです。
喜んでトマトやきゅうりに向かう子供たちの泳ぎを見て、
下手な子には教えてくれるんですけど、
それが、
古式泳法の横泳ぎだったり、
抜き手だったりして・・・。
学校のプールで他の地区の子と泳いで、
初めてそれがわかるんですけど、
あの時の、微妙なショック。
いずれ、そんなおじいちゃん仙人と子河童たちの関係が
描けたらいいなーと思ってます。
将来「虹の谷」のリーダーになる、
ヤンチャな「さくらさん」と、
新しいモノが大好きな「小梅さん」が、
ホタルを見に行くシーンです。
「虹の谷」の舞台になっている谷川温泉では、
今年、ホタルとカブトムシをこの地で育てられるか、
試験中なんです !
厳しい冬を越してほしいと、祈るばかり。
河童国「虹の谷」の序章は、
人間界から河童たちが、
河童たちから人間界が、
見えるようになっちゃうけど、どうしよう・・・
というお話なんですけど、
そうなったらきっとこのふたりは、
真っ先にほたる池を
見に行くんだろうなあ、と
思った次第。